日々ゲリラ日記

ヒトモノカネに縛られず、自分の人生を生き、幸せを追求するブログ

世界情勢の真実を知っているか!?政治と経済の本質を学ぶ

最近経済系の本や、新聞を読んでいると、自分は政治や国際情勢のことほんとにわかってないなと感じます。政治や国際情勢の真実を知りたいと、知人におすすめされた「プーチン最強講義」を読んでみました。

読んだ感想としては、これは現代人必読です!学校の教科書にしてほしいほど、最高の良書でした。いや、大げさではなく。

日本がおかれている状況、世界をとりまく構図がスッキリ理解できました。が、そもそもここまで本質的な話を理解してる人ってどれだけいるのだろう・・(この事実を知らないと損しますよ)

 この本、ロシアの首相プーチンが前面に押し出されているタイトルなので、プーチンの本かのようですが、違います(笑)。あのForbesが毎年発表している「世界で最も影響力のある人物ランキング2014 」でもTOP1位に選ばれた、絶対的権力者のプーチンが日本の首相になったら、なにを考え、何をするか?が書かれた本です。かなり辛口でリアルな話満載で面白いですよ!

最も影響力のある人物トップ20

名前肩書
1 ウラジーミル・プーチン ロシア大統領
2 バラク・オバマ 米大統領
3 習近平 中国国家主席
4 フランシスコ ローマ法王
5 アンゲラ・メルケル 独首相
6 ジャネット・イエレン 米連邦準備理事会議長
7 ビル・ゲイツ マイクロソフト創業者
8 マリオ・ドラギ 欧州中央銀行総裁
9 ラリー・ペイジ 米グーグル創業者
9 セルゲイ・ブリン 同上
10 デイビッド・キャメロン 英首相
11 アブドラ・ビン・アブドルアジズ・アル・サウード サウジアラビア国王
12 ウォーレン・バフェット 米投資家
13 李克強 中国首相
14 カルロス・スリム・ヘル メキシコの実業家
15 ナレンドラ・モディ インド首相
16 ジェフ・ベゾス 米アマゾン・ドット・コムCEO
17 フランソワ・オランド 仏大統領
18 ジェイミー・ダイモン 米JPモルガンCEO
19 アリ・ハメネイ イラン最高指導者
20 レックス・ティラーソン エクソンモービルCEO

世界で最も影響力のある人物ランキング2014 :日本経済新聞

 日本が領土問題で四面楚歌・・・いつ戦争が起こってもおかしくない!?

 島国日本は竹島尖閣諸島北方領土などの領土問題を抱えていることは、テレビや新聞でなんとなく理解してました。しかし、実はいつ戦争が起こってもおかしくないくらいに状況はピリついていることが本書で理解できます。

また中国は、「日本には沖縄の領有権がない」と主張しており、尖閣諸島だけでなく沖縄までも支配下に置こうとしているのです。たしかにたまにそんな話を聞いたことあるが、リアルな話だったんだ・・・とこの本を読むと領土問題の深刻さを理解し、ますますニュースが気になり、自分ごと化できました。

いつまでもアメリカ頼りではダメ・・日本人は平和ボケを正すべし!

正直平和ボケだった私は、「アメリカは世界の警察だし、日本と仲が良いから、なにかあったら助けてくれるっしょ」と思ってました。しかし、この本を読むとそれは甘すぎる考えだとわかります。

著者は、こう言います。

アメリカは究極の資本主義国であり、自国の利益のみを追求し、他国を省みない

自国の利益のために国連安保理を無視しイラク戦争を起こした事実などから(そうなんですよ!!知ってましたか?)、「アメリカは自国の利益を追求するために、今は日本と仲良くしている」という認識を持ち、平和ボケを正す必要がある。と本書を読んで感じました。

日本がすすむべき道とは?

日本には「5つの自立が必要」

1精神の自立=自虐史観からの脱却、世界一の教育水準、世界一の道徳心育成

2経済の自律=内需型経済、健全な財政

3エネルギーの自=エネルギー自給率100%

4食糧の自立=食糧自給率100%

5軍事の自立=自分の国は自分で守れる体制作り

著者の北野さんは、日本は上記の「5つの自立が必要」といいます。アメリカの力をかりつつも、虎視眈々と自立への準備を進めておかねば、いつ裏切られるかわからないし、いつまでもアメリカの顔色を伺う状態から抜け出せないというわけです。

またこれらを実現するために、新エネルギーの「メタンハイドレード」「藻油」についての言及も面白かったです。日本にもエネルギー自立への可能性があったんですね。

 

また景気について本質的な話や、アダムスミスの「古典派経済学」、ケインズ理論にまでわかりやすい解説があるので、国際情勢~経済までしっかり理解できる一冊でした。ページ数が多いですが、文字が大きいですし、口語体で読みやすいので興味がある方はぜひ!読んだ後は、世界の見え方が断然変わってきますよ。

 

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