【お金の基本】投資初心者から経済を深く理解したい人におすすめ書籍!「なぜ投資のプロはサルに負けるのか?」
今年は投資を始めたいと考えてます。その為には、まず経済の仕組みを深く理解する必要があるし、投資に対する考え方を身につけねばならない。そう思って、この本を読みました。
なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方
- 作者: 藤沢数希
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2006/12/08
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 275回
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この本は、外資系投資銀行でバリバリやってる著者(「金融日記」という大人気ブログの著者)が、経済の本質をわかりやすい言葉でコンパクトに説明してくれてます。今まで経済のこと勉強してこなかった私でも、スラスラ理解できました。
しかも本書を読んだ後、新聞を読むと色んなことがすんなり理解できてる自分にびっくりしました笑
ファイナンシャルインテリジェンスという武器を身につけよう
マネーの世界は矛盾することの多い、不思議な世界だと著者はいいます。そんな世界で生き抜く為には、ファイナンシャルインテリジェンスという地図が必要です。
「クレジットカードの高い年会費を払って色をグレードアップするのは、ステータスの高揚感を得るため」「ブランドとは愚か者から搾取するためのマインドコントロール」「都会にいるのになぜ車を所有するのか」などを、シグナリング効果という経済用語を使って、「ようは見栄っ張りをするために金を払ってる」と説明しているのですが、確かになぁ〜と思うことばかりで、めっちゃ面白いです。
またローンで家を買うという、一生に一番大きな買い物をする時にも、お金の知識(ファイナンシャルリテラシー)が無い状態で買うとか、大丈夫か・・・?と。みなさん、ずる賢い人に搾取されないように、ファイナンシャルリテラシーを身につけましょう!自分の身は自分で守らないと、誰も助けてくれませんよ・・・
リスクとリターンをしっかり理解すべき
世の中、どんなことにもリスクとリターンがあります。リスクが高いからダメとかではなく、リスクがあるからリターンがあると理解する必要があります。リスクとは不確実性のことなのです。このあたりの話を、丁半博打や宝くじ、競馬の話とからめて解説しており、面白かったです。
全ての金融商品はDCFモデルで説明できるらしい
私はなんでも理屈で理解せねば、モヤモヤするタイプなので、DCFモデルの説明により、金融全般の話や、経済の仕組みがスッキリ理解がすすみました。
DCFモデルとは、未来のお金と現在のお金の価値を結びつけるディスカウント・レートをつかうことによって、あらゆる金融商品や事業の価値を計算する方法です。
これだけ読むと、なんのこっちゃ・・・ですが、わりと簡単な数式で説明でき、これ知っておいたほうが良いです、絶対に!債権や株価、不動産価値、人件費など全てこれで説明できます。
株初心者や経済の本質を理解したい人は、マジでおすすめ!
その他にも、株式会社の仕組みの素晴らしさ、投資をする人は必須で理解したい「ポートフォリオ理論」「効率的市場仮説」「アセットアロケーション」についても詳しく説明されてます。深いところまで解説されているのに、めちゃくちゃわかりやすいです。
なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方
- 作者: 藤沢数希
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