日々ゲリラ日記

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財務諸表が簡単に読める!初心者おすすめ本:「決算書がスラスラわかる財務3表一体理解法」

社会人数年目、そろそろ財務諸表くらい読めないとやばいよね・・・と思い、初心者でも簡単に財務諸表の基礎知識~財務諸表分析まで身につけられる本を色々調べたところ・・・ありましたっ!!! 

決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)

決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)

 

『決算書がスラスラわかる財務3表一体理解法(國貞克則)』は会計初心者におすすめです。これはベストセラーなので知ってる人も多いはず。年末年始の9連休を活用して、さっそく読んでみましたよ~

こんな人におすすめ

・財務諸表ってなに?美味しいの?って人
→損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)、キャッシュフロー計算書(CS)の基礎知識はもちろん、3表の「つながり」まで理解できます

・簿記2級持ってないと、会計ってわからないでしょ?って人
→私は簿記の知識なしでこの本を読み、財務3表の構成、つながり、財務諸表分析の概要を理解できたので大丈夫です!※財務諸表を読めるようになるのに、仕分けのルールを覚える必要ないっす、遠回りっす

・管理職になったけど(ドヤッ、会計のことわからなくて、仕事進まないし、会議怖いし、もう死にたいって人
→この本を読めば、自信をもって(最低限)管理職できます

・株初心者でファンダメンタル分析する以前に、財務諸表すら読めないんですけどもう死にたいって人
→さくっと本書読んで、実践(取引)にうつりましょう!

・思い切って起業したけど、キャッシュの流れ把握できてなくて・・って人
→「勘定合って銭足らず」になる前に、本書で本質を理解しましょう

会計の仕組みをしれば、苦手意識がなくなる

会計の本をいくら読んでもよくわからない、と感じてる人は多いようです。少し勉強すれば、損益計算書や貸借対照表の構造くらいは理解できるけど、実際に決算書をみてみると「どこを見て、どう理解すればいいのかわからん・・」となる。それは、会計の基本的な仕組みを理解してないから、と筆者は言います。

(筆者は)MBAをとるために米国に留学した時も会計を学びましたが、今から思えばその時も会計の本質は理解できませんでした。
・・・(中略)・・・
具体的な事例を考え出すと、とたんにわからなくなってしまいます。
・・・(中略)・・・
いくら会計の勉強をしても、なぜ会計への苦手意識をぬぐい去ることができなかったのでしょうか。それは、会計の基本的な仕組みが理解できてないからです。仕組みを理解しないまま、ただ会計の表ばかり勉強しているからです。・・・(中略)・・・逆に言えば、会計の仕組みさえ理解すれば、財務分析指標などはスラスラと自然に頭に入ってきます。

(参照:決算書がスラスラわかる財務3表一体理解法)

 財務3表の五つの「つながり」がポイント

損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)、キャッシュフロー計算書(CS)はそれぞれつながっていて、それがわかれば会計の理解がぐっと深まります。その「つながり」は5つのポイントがあります。

  1. PLの「当期純利益」が、BSの純資産の部の「利益剰余金」とつながっている
  2. BSの右側と左側の合計は一致する
  3. CSの現金の残高と、BSの「現金および預金」は基本的に一致する
  4. 間接CSを作るには、PLの「税引前当期純利益」を間接CSの一番上に持ってくる
  5. 間接CSと直接法CSの営業CFは一致する

ここがわかっただけでも、財務諸表を有機的に理解できるようになりました。

 実例を通して、一つひとつの取引ごとに財務3表を理解

 自分が資本金300万で会社を設立するというストーリーの中で、取引ごとの財務3表の動きを説明してくれてます。例えば、「事務用品を現金5万で購入した場合」「創立費30万を資産に計上する」「商品750万円分を買掛で仕入れる」などです。このへんはもう、実例を通して一つひとつ理解していくしかないっすね~。でもこれ一度理解しておくと、今後ラクになるっす。

決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)

決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)

 

読んでみて、ビジネスマンとして最低限会計の知識は持ってたほうがいいなと感じました。今後株とか始めようと思ってるので、その点でも読んでよかったす。ただ、財務諸表分析の具体的な手法についてはあまり解説なかったので、そのあたりは別の本で理解せねばです。